国家統計局が公表している関連データによると、2021年の中国の世帯における一人当たりの平均居住面積は41.76平米で、世帯ごとの居住面積は平均で111.18平米に達している。2021年の住宅リフォーム業界の市場規模は約2兆8500億元で、リフォームは今や新たなトレンドとなっている。

2022年9月9日、「さあ、ビューティー志向の住まいへ」をテーマにした愛空間のHomeXシリーズの新製品発表会が北京で開催された。同発表会では、愛空間のシニア・パートナーである閻佳氏が、新製品に対する総合的なプレゼンテーションと解説を行った。

2014年に設立された愛空間は、中国にある14の主要都市に子会社およびリフォーム体験館を有し、職員規模は約7000人だ。同社は科学技術イノベーションを介して、「サプライチェーン、情報化システム、産業化された職人」という三大インフラを柱とする標準化されたワンストップ式総合リフォームソリューションを構築することに力を入れている。同社の北京ショールームは北京市の北四環路に位置し、イトーヨーカドーと道路を挟んで向かい合っている。

中国経済が発展するにつれて、中産階級が都市の主流となり出したが、中産階級の構成も単純に年収が数十万元という世帯から、四人家族、三世代別居、三世代同居など多様化されたライフスタイルに変わりつつある。コロナ渦が始まってからは、多くの業務を自宅で完了させなければならなくなり、居住空間に対する新たなニーズが生まれている。家庭の変化というニーズであれ、仕事上のニーズであれ、中産階級は過去の居住スタイルを見直し、リフォームによって新たなニーズを満たそうとしている。

愛空間の新たな理念は、如何に最も消費者に寄り添った方式を活用して、情報や体験などを最も便利、かつリアルな方法で消費者に届けられるかであり、同社は銀座にある蔦屋書店を設計したデザイナーの呉勝人氏と再び協力し、ショールームの設計を依頼した。

9月9日の記者会見で、呉氏は自身の設計理念を語った。ショールームの設計において、呉氏は明快で、スムーズな設計によって、消費者がより「リラックス」し、さらには「楽しめる」状態で、製品を理解して、選択することを可能にした。このような丹精込めた設計により、ショールーム全体がシンプルかつスタイリッシュに仕上がっており、また製品の展示も単なる陳列にとどまらず、芸術品の展示を彷彿とさせ、ユーザーに品質と風格を実感させている。

北京の北四環路にある愛空間のショールームの面積は約一万平米であり、デザイナーとして呉氏は消費者が空間の製品や施工技術を近距離で深く理解し、関連製品で自宅をリフォームした後の出来映えをイメージできるようにしている。

ポストコロナ時代は過去と大きく異なるものになる。中国の各主要都市にいる新たな中産階級の住宅やリフォームに対するニーズには、様々な対応策が求められる。愛空間は新たなニーズに対応したソリューションを提供しており、日本のデザイナーによるショールームの設計はリラックスして楽しめる場所になっていることから、愛空間は中産階級に深く受け入れられており、より多様で幅広い役割を発揮し始めている。

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