研究院オリジナル 7月28日から29日までの2日間にわたり、2022多国籍企業(済南)ハイレベル対話会・第2回中日産業イノベーション発展交流大会(以下、大会と略)が山東省済南市で開催された。済南市人民政府、商務部投資促進事務局、山東省商務庁が共同で主催した。イベントでは、日立、三菱商事、旭化成などの日本の多国籍企業や有名企業、国際ビジネス機関が「大健康(総合健康)」、現代農業、インテリジェント製造などの産業をめぐり、実務的な交流を行った。会議には日本企業(中国)研究院も招かれた。

大会の並行イベントの1つとして、済南-日本大健康産業協力交流会(以下、交流会と略)は29日午後に行われ、当院の陳言執行院長はその中の円卓交流イベントで司会を務めた。

済南市投資促進局の李洪偉局長が交流会で、次のように述べた-―大健康産業は山東省の新旧原動力転換「10強」産業の1つであり、供給側構造改革を深化させ、新旧原動力転換の加速の重要な手がかりであり、人民大衆の素晴らしい生活への需要を満たすのを保障する重要な産業であり、済南市がこれまで力を入れて発展させてきた産業でもある。山東省の省都である済南市には、省全体の半分以上の良質な医療資源が集中しており、各種医薬品企業は3000社を超える。

済南市衛生健康委員会の馬効恩主任は交流会で済南大健康産業の対日協力のチャンスについて述べ、済南国際医学科学センター管理委員会の張済主任は対日協力関連の媒体を紹介した。

円卓交流イベントで、旭化成(中国)投資有限公司の近藤修司董事長兼総経理は、同社のウイルス除去関連技術、住宅事業などを紹介し、済南の企業と技術革新分野で共創理念を実現したいと表明した。キヤノンメディカルシステムズ(中国)有限公司政府事務総監の陳楠氏は済南の関連企業・機関と医療情報面での協力実現の可能性について述べた。日本LAOX(楽購仕)の執行役員で中国総裁の傅禄永氏は、新型コロナウイルスの流行期間中に済南での事業が順調に進んだことについて、「2014年に日本へ旅行した中国人のうち、サプリなどを購入した人の割合は1%だったが、2019年には15%にまで上昇した。今後は済南での免税事業を拡大することで、同様にサプリなどでも新たな成長が期待できる」と語った。

山東中能加速器医療科技有限公司の鉄非経理、中日韓腫瘍予防抑制陽子研究センター総合弁公室の穆向魁主任は加速器及び陽子技術の済南での応用状況を説明した。

円卓交流イベント終了後、中日企業は長時間会場を離れず、より具体的で踏み込んだ交流を行った。

大手企業を含む多くの日系企業が購読している『必読』

『日系企業リーダー必読』は中国における日系企業向けの日本語研究レポートであり、中国の状況に対する日系企業の管理職の需要を満たすことを目指し、中日関係の情勢、中国政策の動向、中国経済の行き先、中国市場でのチャンス、中国における多国籍企業経営などの分野で発生した重大な事件、現状や問題について深く分析を行うものであります。毎月の5日と20日に発刊し、報告ごとの文字数は約15,000字です。

現在、『日系企業リーダー必読』の購読企業は、世界ランキング500にランクインした日本企業を含む数十社にのぼります。

サンプルをお求めの場合、chenyan@jpins.com.cnへメールをください。メールに会社名、フルネーム、職務をご記入いただきます。よろしくお願いいたします。

メールマガジンの購読

当研究院のメールマガジンをご購読いただくと、当方の週報を無料配信いたします。ほかにも次のような特典がございます。

·当サイト掲載の記事の配信

·研究院の各種研究レポート(コンパクト版)の配信

·研究院主催の各種イベントのお知らせ及び招待状

週報の配信を希望されない場合、その旨をお知らせください。