先ごろ、日本企業(中国)研究院のウェブサイト、「微信(WeChat)」の公式アカウント「日系企業」に掲載した「新型コロナ経口薬を開発した塩野義、中国31省でどのように販売網を広げたのか」(http://www.jpins.com.cn/qingbaoji/200.html)と題する記事は、ごく普通の文章だと思っていましたが、多くの日本人の方々がメールやWeChatで感想を寄せてくださいました。その中には、塩野義氏を賞賛する声や羨ましいといった声、自社の中国市場の開拓状況に不満や焦りを示す声があり、私に助言を求める方もいらっしゃいました。この記事は予想以上に反響を呼んだと言えるでしょう。

塩野氏のように中国側のパートナーを通じて中国市場を開拓するのはごく普通のやり方だと思っていましたが、今になってみると、このやり方、またはその中で成功したやり方は、必ずしも一般的なものではありません。古いメディア人の私が見るところ、似たような成功事例の報道はあまりありません。

中国で市場開拓をするには、中国大陸のパートナーを真剣に探さなければなりませんし、パートナーが見つかったら、宣伝にも力を入れなければなりません。日本企業が優れた製品一つあれば中国市場で順調にビジネスができるという「良い時間」から、すでに20〜30年が経っています。

実は私は、多くの日本企業に欠けているのは良い製品・優れた技術ではなく、良い中国現地のパートナー、またはこの面の良いストーリーだと思っています。もし貴社がこうした状况に直面しているのであれば、日本企業(中国)研究院に是非ご連絡ください。貴社が中国市場に向けて良いストーリーを発信するお手伝いができればと思います。

当方は貴社を取材して記事を書き、当研究院のウェブサイト(日本語版・中国語版)、WeChatの公式アカウントに掲載いたします。貴社のストーリーがより多くの方々に伝える意義があると研究院が判断した場合は、『人民日報』傘下の環球ネットのビデオインタビューをお願いすることもあります。また、「今日頭条」や「抖音(TikTok)」などに掲載して、貴社のストーリーを多くの中国人に知ってもらうチャンスをお作りすることもできます。

取材などにかかる費用は一切いただきません。ただ、取材や発信のリソースに限りがございますので、2022年7月15日まで6社の日本企業を選んで取材することといたします。何卒ご了承ください。

取材の条件は、貴社の製品・技術に独自性があることです。自社のオリジナルの製品・技術を広く人々に知らせたいとお考えの方は、当方に下記のアドレスにメールでご連絡ください。お手数ですが、メールのタイトルには「中国市場に関するストーリー」と明記してください。

chenyan@jpins.com.cn

皆様のご連絡を心よりお待ちしております。

大手企業を含む多くの日系企業が購読している『必読』

『日系企業リーダー必読』は中国における日系企業向けの日本語研究レポートであり、中国の状況に対する日系企業の管理職の需要を満たすことを目指し、中日関係の情勢、中国政策の動向、中国経済の行き先、中国市場でのチャンス、中国における多国籍企業経営などの分野で発生した重大な事件、現状や問題について深く分析を行うものであります。毎月の5日と20日に発刊し、報告ごとの文字数は約15,000字です。

現在、『日系企業リーダー必読』の購読企業は、世界ランキング500にランクインした日本企業を含む数十社にのぼります。

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